依然ロシアはウクライナへの侵攻を続けていますが、この事態に対し世界の対応はちょっと不思議に感じてしまいます。
同じように疑問視している人もいると思いますが、それはどんな事なのか、自分自身で考えてみました。
重大な事なのに世界の対応は
ロシアのウクライナ侵攻は現代にとっては「一大事です」
その一大事に世界は「ロシアへの制裁」として色々な対応を発表しています。
輸出入の停止、有名店の撤退や大手通販会社のサイトへの通信遮断などが報道されました。
しかしロシアの侵攻は一歩たりとも止まってはいないのが現実です。
マイクの前に立ち「ロシアに制裁します」と言っている間にも人命が失われているのが理解していないのかと思ってしまいます。
ロシアも侵攻後の世界の動向を考えていなかったことは無いと思います。
現在の世界の動向はロシアの「想定内」だったのかもしれません。
それ以上に「世界の仕組み」を十分に理解して今回の行動に出たと思ってしまいます。
世界の仕組み
「世界」と言っても人間が作り上げている社会です。
NATOと言っても、絶対的な権力がある物ではないのです。
勿論NATOに加盟していると、その国が攻撃されたときには集団的自衛権を行使し共同で対処することができ、加盟国の援助も受ける事が出来ます。
この形は、町中にある「暴力団」への「みかじめ料」と同じ形じゃないかなと思ってしまいます。
「トラブルの時守って欲しいならそれなりの物を」
NATOの加盟を保留にしたウクライナは、「ここで頭を下げたら今後どんなことになるかわからない」っといった不安が先に立ってしまっているのかもしれません。
災害となると、各国は我先にと軍隊や人員を派遣し人命保護の為の救援に当たります。
「我が国は人命を救うために迅速に行動しました」
と言う名目が欲しいからです。
しかし、今回のロシア侵攻では「制裁」「ロシア批判」「難民への援助」だけで
「私たちは行動はしてます」
と、国としての名目を守るだけの形に見えて仕方がありません
世界には条約と呼ばれるものが数多くあります。
勿論、条約によって人の命が救われた物も沢山あります。
今回の事態で「加盟国ではないので」と言った言い訳が出てきますが、何のためのNATO何でしょう?
災害時の人命救助と侵略時の人命
災害時は、援助できる国がどんどん参加していきます。
「人命を救うため」と言う名目で人命は尊いとアピールしますが、現在のロシアの侵攻については違うのでしょうか?
「災害の人命は尊いのに、戦火の人々の人命は違うの?」
と思ってしまいます。
そんな時に「加盟していないから」と言った考えは「命は規約で選別される」としか見えないのです。
同じ命のどこが違うのでしょうか?
こんな時こそ「世界を動かす権力」や「影響力がある団体」が真っ先に動くことが大切な人命を救う事になるのではないでしょうか?
こんな考えを持っている自分には、そんな権力も財力も組織のコネもありませんが、もし私が「ウルトラマン」だったら真っ先に行動しています。
マイクの前で「制裁だ!」と言っている多くの人は、今日も美味しい夕食を家族で楽しむことが出来る立場の方々だと言う事だけは信実ですけどね。
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