ニュースには毎日のように、『踏み間違い事故』が流れてきますよね。
ニュースの一つのコナーみたいになっていますが、自分で考えたときに「そんな事ないよな~?」と思ってしまいます。
しかし実際には多くの『踏み間違い事故』が起こっています。
原因は何なんでしょう?
『踏み間違い事故』日本と海外の事情
日本と同じように『踏み間違い事故』は海外でも例外ではありません。
日本は勿論、アメリカや中国等各国で起こっていますが、その中でも発生件数は日本は断トツで反対に欧州(ドイツ、フランス、イタリア等)は少ないのです。
それは流通する車両の違いにヒントがあります。
日本のAT車(オートマチック車)の販売台数は全体の約98%以上になりアメリカも同様の数字になっていて先進国と言われる国は多くなっているのが現状です。
その中で欧州ではAT車の需要は少なく、平均しても15%ほどになっています。
AT車の需要が多いほど『踏み間違い事故』が多い事が見て取れます。
『踏み間違い事故』仕様違いの原因
みなさんが乗っている自動車にはAT車(オートマチック)とMT車(マニュアル)の車両があります。
変な話ですが、私が普通免許を取った頃は「オートマはおじさんや障害者の為の車両」と言う意識がありました。
当然探す車両もMT車でAT車の方がとても少ない時代でした。
はじめてAT車を買ったのが30歳のころで「めちゃめちゃ楽だな~」と思ったのを覚えています。
シフトレバーをドライブに入れてアクセルよ踏むだけで進むのです。
しかしそれが現在の問題になっています。
AT車とMT車の違いはブレーキ・アクセルペダルとギアシフト操作の違いにあります。
まずはペダル操作の写真で違いを見てもらいましょう。
AT車は緑の個所を主に右足だけで操作しますが、MT車は赤い印のところで操作箇所が増えて左足も使用しないといけません。
AT車は右足だけの操作になるために、「まちがった!」と自覚しないと「踏んでいる足を戻す事」は焦る事故時はまず車の加速は増して行きます。
逆にMT車は発信時は一番左のクラッチを戻し始めて車が進み始めた時短で違うと感じたら、最悪左足のクラッチを踏み込めば車の加速はそこで止まってしまいます。
つまり、あせって足に力が入ってしまったと言うときに「AT車は加速し、MT車は減速する」と言う性質の機能でその為に、AT車が踏み間違いでは大きな事故になりやすいと言う事なんです。
それはギアシフト操作の違いにも表れます。
AT車のシフトと操作は前後で入ってる位置もよく確認しないと間違ってしまう状態ですが、MT車はちゃんとそこに入れないとスムーズな動きができません。
バックもAT車はP(パーキング)位置からボタンを押して下げるだけで、バックもドライブも一緒の列にあり油断するとバックだと思っていてもドライブに入っていて建物に向かっていく!なんてこともあります。
それに比べるとMT車はバックなどは強く押すや違った動作が必要になりまず間違う事はありません。
AT車はシフトを間違いやすく止める手立てがない、反面MT車はシフトが間違いにくく、アクセルを吹かしてもクラッチを踏んでしまえば車は加速しない、と言う事になる。
AT車がこんなに増えている原因
都市の多くは道路が整備され信号が多く渋滞もおこります。
その為に楽々運転できるAT車が多くなってきていて、もう一つの原因が「オートマ免許」です。
MT車用の免許費用より低価格に抑えられ「お得感」が出ていることもAT車が多く販売されている理由になります。
その結果多くの人が何の疑問もなくAT車に乗ることになり、結果操作ミスで『踏み間違い事故』が発生し最悪他人の命を奪ってしまう事態になってしまいます。
「楽」と言う事には「自分が確認しなければいけない事」を正確に行う作業が付いてきます。
他人の命を奪うかもしれない車と言う「凶器」を運転するときに、その緊張感をも消してしまうAT車の「楽」
AT車の「楽」をMT車の「楽しい」にしてみれば車ライフはもっと楽しくなるかもしれないのです。
是非、MT車に減税や何かいいメリットを付けてもらえると『踏み間違い事故』は間違いなく減っていくかもしれません。
コメント